Scratch(スクラッチ)は、MITメディアラボが開発した世界中の子供たちに使われているビジュアルプログラミング言語です。コードをブロックのようにつなぎ合わせるだけで、ゲーム・アニメ・音楽プロジェクトが作れます。この記事では、Scratchの始め方から応用テクニックまで、親子で楽しく学べる方法を完全解説します。
Scratchとは何か・始め方
Scratchはscratch.mit.eduで無料で使えるビジュアルプログラミング環境です。アカウント登録(無料)をするとプロジェクトの保存・公開・他のユーザーとの共有ができます。ブラウザ上で動作するためインストールは不要ですが、オフライン版(Scratch Desktop)をダウンロードすれば、インターネットなしでも使用できます。対象年齢は8〜16歳ですが、6〜7歳でも簡単なプロジェクトから始めることができます。
Scratchの画面構成と基本操作
Scratchの画面は「ステージ(作品が表示される画面)」「スプライトリスト(キャラクターの一覧)」「コードエリア(ブロックを配置する場所)」の3つのエリアで構成されています。左側のブロックパレットから「動き」「見た目」「音」「イベント」などのカテゴリからブロックを選んでコードエリアにドラッグ&ドロップするだけでプログラムが完成します。
Scratchで使う主要なブロックカテゴリ
Scratchには10種類のブロックカテゴリがあります。「動き」ブロックでスプライトを動かし、「制御」ブロックで繰り返しや条件分岐を行い、「イベント」ブロックでキーボード入力やマウスクリックに反応させます。「変数」ブロックではゲームのスコア管理など本格的なロジックが実現できます。これらを組み合わせることで無限のプロジェクトが作れます。
- シューティングゲーム(矢印キーで動く宇宙船が敵を倒す)
- クイズゲーム(正解すると次の問題に進む)
- オリジナルアニメーション(動くキャラクターとセリフ)
- 音楽プレーヤー(ボタンを押すと音が鳴る楽器)
レベル別おすすめScratchプロジェクト
Scratchの上達には段階的なプロジェクト制作が効果的です。入門レベルでは「猫が動くアニメーション」、初級では「迷路ゲーム」、中級では「スコアがカウントされるゲーム」、上級では「複数ステージのある完成度の高いゲーム」に挑戦していきましょう。各レベルでできることが増えると達成感が高まり、次のプロジェクトへの意欲がわきます。
Scratch学習をサポートする教室の活用
独学でも十分に学べるScratchですが、プログラミング教室に通うことでより体系的に学べます。LITALICO Wonder・Tech Kids School・コードクラブなど東京・大阪をはじめ全国に教室があります。仲間と一緒に作品を見せ合ったり、先生にバグの解決を手伝ってもらったりする体験は、独学では得られない刺激になります。
ScratchからPythonへのステップアップ
Scratchで論理的思考の基礎が身についたら、テキストベースのプログラミング言語へのステップアップも視野に入れましょう。Scratchの次のステップとして最も人気なのはPythonです。ScratchのブロックとPythonのコードを対応させて学べる教材も多く、Scratchの経験があればPythonへの移行はスムーズに進みます。
Scratchは子供のプログラミング入門として世界標準のツールです。まずは公式サイトで好きなゲームをいじってみることから始めてみましょう。「作ること」の楽しさを知った子供は、自然と深くプログラミングを学んでいきます。